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オンラインゲームでの悩み
- キャラの動きがカクカクするけど何が原因なの?
- ラグはどうしたら改善できるの?
- オンラインゲームにおすすめのネット回線ってどこなの?
オンラインゲーム中に「キャラの動きがカクカクしたり」「ボタン操作の反応が遅かったり」と“ラグ” を感じたことはありませんか?
ラグはゲームプレイの快適度を大きく損なうだけでなく、勝敗にも直結するため、できるだけ早く対処したいところです。
しかし、ラグの原因を正しく判断しないと、間違った対策をしてしまいがちです。
そこで、本記事では、「ラグの症状から原因を見分ける方法」 と、誰でもできる「具体的な改善方法」を分かりやすく解説します。
記事後半では、「オンラインゲームにおすすめの光回線」や、「最新ゲームに対応できるゲーミングPC」も紹介します。

「もうラグに悩まされず、快適にゲームがしたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。

そもそも「ラグい」とは?初心者でもわかる「ラグの仕組み」
オンラインゲーム「動きがカクカクする」「弾が当たったはずなのに当たらない」「キャラクターが瞬間移動する」といった現象は、一般的に「ラグ」と呼ばれます。
「ラグ」とは、ゲーム内の情報処理や通信が追いつかず、表示や操作に遅れが出る状態のことです。
「ラグ」を引き起こす大きな要因は、主に以下の3つにです。
- 通信環境の問題
- PCスペックやゲーム設定の問題
- ゲームサーバー側の問題
オンラインゲームでは、「PC → ゲームサーバー → PC」の間で、操作データやゲーム状況が常に送受信されています。送受信がスムーズに行われているほど快適に遊べますが、送受信の遅延が発生すると画面表示にズレが生じ、「ラグ」が起きる仕組みです。
また、通信だけが原因ではありません。PCの処理性能が不足している場合、キャラクター描画やゲーム処理が追いつかず、カクつきやフリーズが発生します。
さらに、人気ゲームではプレイヤー集中による「サーバー側の混雑」が原因となるケースもあり、ユーザー側では改善が難しいポイントです。
ここからは、これら3つの観点から「ラグの原因」をさらに詳しく解説していきます。
【ラグい原因①】通信環境の問題
ここでは「通信環境の問題」がラグの原因になっている可能性があるものをご紹介します。
- ① ネット回線の通信速度が遅い(Ping値とMbps)
- ② 無線接続(Wi-Fi)による通信の不安定化
- ③ 古い規格のLANケーブルを使用している
- ④ ルーター・モデムなどネットワーク機器の劣化
①ネット回線の通信速度が遅い(Ping値とMbps)

まずは実際の通信速度を測定してみましょう。ラグが発生する原因として最も疑わしいのは、ネット回線の通信速度不足です。
通信速度とは、Ping値(応答速度) と Mbps(データ処理量) のバランスで決まります。
- Ping値とは
- PCからゲームサーバーへ信号を送り、返ってくるまでにかかる時間。単位は ms(ミリ秒) で、数値が小さいほど「通信の反応が速い=ラグが少ない」状態になります。
- Mbps(メガビーピーエス)とは
- 1秒間にどれくらいのデータを送受信できるか(通信速度) を表す単位です。
数字が大きいほど、「一度にたくさんのデータをやり取りできる=通信が速い」という意味になります。
Ping値(応答速度) と Mbps(データ処理量) のどちらかが不足していると、ゲーム内で操作と動作のタイミングがズレて “ラグ” が発生します。
たとえゲーミングPCが高性能でも、ネット回線が遅いと快適にプレイできません。
| 測定項目 | 快適 | 普通 | ラグを感じる |
| Ping値(ms) | 1〜30ms | 31〜60ms | 61ms以上 |
| 下り速度(Mbps) | 100Mbps以上 | 50〜99Mbps | 50Mbps未満 |
| 上り速度(Mbps) | 20Mbps以上 | 10〜19Mbps | 10Mbps未満 |
上記を基準にインターネット回線スピードテストで測定して、Pingが高かったり速度が遅かった場合は、同時に接続している端末や時間帯の影響を疑いましょう。

ワンクリック10秒ほどで、簡単に測定できます。

特に夜間(19〜23時)は混雑が起きやすく、集合住宅では速度が低下しやすいです。
②無線接続(Wi-Fi)による通信の不安定化

Wi-Fi(無線接続)は便利ですが、電波が不安定になりやすく、ラグや通信切断の原因になります。特にオンラインゲームでは「一瞬の遅延」でもプレイに大きな影響を与えるため、可能であれば有線LAN接続が最も安定します。
Wi-Fiは「電波」を使ってデータをやり取りしているため、「壁・家具・電子レンジ・Bluetooth機器」などの干渉を受けると、通信が途切れたり遅延が発生することがあります。
さらに、2.4GHz帯の電波は混雑しやすく、Ping値が乱高下しやすいため、夜間や集合住宅では特に不安定になりがちです。
| 周波数帯 | メリット | デメリット | オンラインゲーム |
| 2.4GHz帯 | 電波範囲が広い | 通信速度が「5GHz帯」より遅い | 非推奨 |
| 5GHz帯 | 通信速度が高速 | 電波範囲が狭い | おすすめ |
Wi-Fi(無線接続)には「2.4GHz帯」と「5GHz帯」2つのネットワークが選択できます。
PCゲームをプレイする場合は 「5GHz帯」のほうが通信速度が速く、安定もしやすいです。逆に「2.4GHz帯」は広範囲に電波が届くが、混雑に弱く、通信が不安定になりやすいです。

ゲームに最も安定するのは「有線接続」ですが、Wi-Fiしか使えない場合は「5GHz帯」に接続しましょう。
③古い規格のLANケーブルを使用している

LANケーブルが古い規格(CAT5やCAT5eなど)のままだと、通信速度が制限され、ラグや速度低下の原因になります。
特に光回線やゲーミングPCを使っていても、古い規格のLANケーブルを使用していると、ボトルネックになって性能が発揮できないケースはよくあります。
LANケーブルには「カテゴリ(CAT)」という規格があり、世代が古いほど 「伝送速度・周波数帯域・ノイズ耐性」が劣ります。
たとえば、CAT5eは最大1Gbpsまでしか対応していないため、10Gbps対応のNURO光や高速回線プランを使っても、実測速度が頭打ちになります。
| 規格名 | 最大通信速度 | 周波数帯域 | 特徴・評価 |
| CAT5 | 100Mbps | 100MHz | かなり古い |
| CAT5e | 1Gbps | 100MHz | 軽い用途 |
| CAT6 | 1Gbps | 250MHz | 一般家庭向け |
| CAT6A | 10Gbps | 500MHz | ゲーミング向け |
| CAT7 | 10Gbps | 600MHz | ノイズ耐性が強い |
| CAT8 | 25〜40Gbps | 2000MHz | オーバースペック |
ゲーミング用途では 「CAT6A」 がおすすめです。10Gbps対応・安定性が高く、価格も1mあたり数百円ほどと手頃で、コスパに優れています。
「CAT7」は周波数帯域やノイズ耐性がわずかに上回りますが、実際のゲーム環境では「CAT6A」との体感差はほぼありません。 価格の高さを考えるとあえて選ぶメリットは少なめです。
また、「CAT8」はさらに高性能ですが、家庭用・ゲーム用途では完全にオーバースペック。ケーブル自体も高価で、コスト面の負担が大きくおすすめできません。

LANケーブルの規格を見分けるには、ケーブル本体に印字された 「CAT6 / CAT6A / CAT7 / CAT8」 といった表記を確認してください。購入時にパッケージにも明記されているので、初心者でも簡単に選べます。
また、「印字がない」「擦れていて読めない」「いつ購入したか覚えていない」場合は、高確率で古い規格です。交換を検討しましょう。

「有線なのにラグい」場合は、ケーブルが古い可能性が高いので、「CAT6A」に交換するだけで改善することが多いです。
④ルーター・モデムなどネットワーク機器の劣化

長年使い続けているルーターやモデムは、内部の電子部品が劣化し、通信が不安定になりやすくなります。「Ping値の上昇・急な速度低下・接続切断」などが起き、ゲーム中のラグの原因になることがあります。
ルーターやモデムは24時間稼働しており、常に熱と電流にさらされています。内部のコンデンサや通信チップは熱に弱いため、数年経つと性能が徐々に低下します。
また、古い機種では「IPv6」や「Wi-Fi 6」などの最新通信方式に対応していないことも多く、せっかく高速回線を契約していても、通信速度を活かしきれません。

「光回線は速いのに、なぜかラグい…」って場合は、機器の老朽化が原因であるケースが多いです。
ルーター・モデムの寿命は一般的に、約4〜6年とされています。古い機種では最新規格に非対応なだけでなく、セキュリティリスク(脆弱性)も増えるため、早めに交換しておくと安心です。
買い替え推奨チェックリスト
- 使用年数が5年以上
- IPv6に非対応
- 2.4GHz帯しか使えない
- 家で複数台が同時接続している
ルーター・モデムは 消耗品なので、5年以上使っているなら、買い替え時です。最新規格対応のルーターに変えるだけで”ラグ”が劇的に改善することがあります。
【ラグい原因②】PCスペックやゲーム設定の問題
ここでは「PCスペックやゲーム設定の問題」がラグの原因になっている可能性があるものをご紹介します。
- ① PCスペック不足(CPU・GPU・メモリの性能不足)
- ② 高画質設定でプレイしている(描画負荷が高い)
- ③ バックグラウンドアプリやスタートアップアプリの干渉
- ④ グラフィックドライバやOSの不具合
- ⑤ 不要なキャッシュ・ゴミファイルの蓄積
①PCスペック不足(CPU・GPU・メモリの性能不足)

ネット回線に問題がなくても、PCの性能が足りていないとゲーム中に”ラグ”が発生します。
オンラインゲームは、「映像の描画・キャラクターの動き・敵や味方の情報処理」など、多くの作業を同時に行います。そのため、PC内部の処理能力が非常に重要です。
特に「CPU・GPU(グラフィックボード)・メモリ」3つのパーツ性能が不足していると、処理が追いつかず画面がカクつく原因になります。
パーツの性能不足の影響は以下のとおりです。
| パーツ | 役割 | 性能不足の影響 |
| CPU | ゲーム内の動きや演算処理を担当 | 操作がワンテンポ遅れる・全体的にもっさりした動作になる |
| GPU | 映像の描画を担当 | FPS(フレームレート)が低下し、画面がカクカクになる |
| メモリ | ゲームデータの一時保存 | 急なフリーズ・ロードが長い・複数アプリ同時利用で不安定 |
ビジネス用ノートPCや、グラフィックボードが搭載されていない(いわゆる内蔵グラフィック)PCは、ゲーム用には設計されていないため、回線がどれだけ良くてもラグは発生します。
PCスペック不足を判断するチェックポイント
- FPSが低い → GPU不足
- 動きがもっさりする → CPU不足
- 急にカクつく・ロードが長い → メモリ不足

そもそも、PCのスペック不足の場合がよくあります。
まずは、「PCのスペック」と遊びたいゲームの「推奨スペック」を比較してみましょう。
PCのスペックの確認方法は以下のとおり。
- 「スタート」ボタンを右クリック
- 「設定」を選択し、「システム」を開く
- 「バージョン情報」を選択
推奨スペックの確認方法は、「ゲームタイトル 推奨スペック」と検索すると確認できます。
②高画質設定でプレイしている(描画負荷が高い)

PCゲームは、設定次第で映像の美しさが大きく変わります。しかし、高画質にするほどPCにかかる負担が大きくなり、処理が追いつかなくて”ラグ”が発生することがあります。
特に GPU(グラフィックボード) は、キャラクターや背景の「描画、影、光、反射」などを処理しています。設定が高すぎるとFPS(フレームレート)が低下し、動きがカクつく原因になります。
| 設定項目 | 影響 | 理由 |
| 影の品質 | 特に重い | シーン全体で光源計算が増える |
| 反射や水面効果 | 重い | 光の反射処理は計算量が多い |
| 描画距離 | やや重い | 遠く物体まで表示するほど処理が増える |
| アンチエイリアス | 中〜重い | 映像を滑らかに見せるための処理が増える |
高設定にしている場合、「中設定」もしくは「低設定」に変更するだけでも、画質が落ちますが、動作が軽くなることが多いです。
また、「WQHD解像度(2560×1440)」や「4K解像度(3840×2160)」の高解像度でプレイしている場合も、FPS(フレームレート)が低下し、動きがカクつき”ラグ”の原因になります。
フルHD解像度(1920×1080)設定に変更するとFPS(フレームレート)が大きく向上し”ラグ”が解消されます。

画質よりも「滑らかさ(FPS)」を優先すれば、ゲームは快適になります。
③バックグラウンドアプリやスタートアップアプリの干渉

ゲームをしているときに、裏で動いているアプリが多いとPCの処理が分散されてしまい、動作が重くなることがあります。
パソコンはCPUやメモリに限界があるため、ゲーム以外のアプリが動いていると、ゲームに割ける処理能力が減り、「カクつく」「操作が遅れる」「FPSが不安定になる」などの”ラグ”につながります。
特に以下のアプリは、表に見えていなくても処理を続けていることが多いので注意が必要です。
| アプリ | 影響する理由 |
| ブラウザ (Chrome / Edge) | タブが多いほどメモリを大量に使用する |
| Discord / LINE | 音声処理や通知でCPUに負荷がかかる |
| OBS / ShadowPlay (配信・録画ソフト) | GPUにもCPUにも負荷がかかる |
| ウイルス対策ソフト | 常にバックグラウンドで監視処理を行うため重い |
| OneDrive / Google Drive | 常にバックグラウンドで監視処理を行うため重い |
画面に映っていないからといって、処理していないわけではありません。裏で動いているだけで、PCの性能とネット回線を奪い続けています。

ゲーム中は、ゲーム以外の「アプリ」は全て閉じておきましょう。
④グラフィックドライバやOSの不具合

PCゲームでは、グラフィックドライバと呼ばれる「グラボ(GPU)を正しく動かすためのソフト」がとても重要です。
ドライバが古かったり不具合が起きていると、ゲームの性能がうまく発揮できません。
こんな症状が出ていたら要注意
- 前は快適だったのに、今はカクつく
- 最近急にゲームだけ重くなった
- 画面の一部が乱れたり、色が変になる
- アップデート通知をずっと無視している
また、Windows(OS) の更新を長期間していない場合も、ゲームが不安定になりやすいです。
最新ゲームは「最新のドライバ・最新のOS」を前提に動作するため、バージョンが古いままでは性能が最大限に出ません。

「グラフィックドライバ」や「OS」は定期的に最新版に更新しましょう。
⑤不要なキャッシュ・ゴミファイルの蓄積

PCはゲームやアプリを起動するたびに、処理をスムーズにするための 「キャッシュ(作業用の一時データ)」 を自動的に作ります。
本来は動作を早くするための仕組みですが、長期間消さずに使い続けていると、不要な「キャッシュ・ゴミファイル」がどんどん溜まり、ストレージの空き容量を圧迫してしまいます。
ストレージの空き容量に余裕がなくなると、以下の症状が現れます。
- 読み込みが遅くなる
- ゲーム中に一瞬カクつく
- ロード時間が長くなる
- 最悪フリーズする
ゲームのロードが以前より遅くなったり、突然「カクッ」と一瞬止まる場合は、「 不要なキャッシュ・ゴミファイルの蓄積している可能性があります。

特に、ストレージ容量256GB以下の「SSD / HDD / 古いPC」を使っている人は注意が必要です。
【ラグい原因③】ゲームサーバー側の問題
ここでは「ゲームサーバー側の問題」がラグの原因になっている可能性があるものをご紹介します。
- ① ゲームサーバーとの距離が遠い/サーバー混雑の影響
- ② ゲームサーバー側の障害・不具合によるラグ
①ゲームサーバーとの距離が遠い/サーバー混雑の影響

PCとゲームサーバーの距離が遠いほど、データの送受信に時間がかかり、ラグ(遅延)が発生しやすくなります。
オンラインゲームは、操作データを「サーバーへ送信」 → 「結果を受信」という“往復通信”で成り立っています。
通信ルートが長かったり、途中で多くの中継サーバー(ノード)を経由するほど、Ping値(反応速度) が高くなり、操作と画面の反映にズレが生まれます。
特に、海外サーバーへ接続している場合は、「距離 」+「中継サーバーの多さ」=「遅延」が増えやすい状態になります。
さらに、人気ゲームでは、「夜間」や「イベント期間」など、プレイヤーが集中する時間帯にサーバーが過負荷になり、応答速度が低下することがあります。
②ゲームサーバー側の障害・不具合によるラグ

PCやネット回線に問題がなくても、サーバー側の「混雑・障害」によってラグが発生することがあります。
特に以下の状況ではサーバーが原因の可能性が高いです。
- 自分だけでなく周りもラグっている(味方・知り合いも同じ症状になっている)
- Ping値は低いのに操作が遅れる(回線は正常でもサーバー処理が遅れている)
- 特定のゲームだけ重い(他のゲーム・動画は普通に動く)
- SNSやXで「ラグい」という投稿が増えている(サーバー負荷 or 障害発生中)
まず、プレイ中のゲーム内で Ping値を確認します。Ping値が低いのにラグが発生している場合は、ネット回線やPCではなく、ゲームサーバー側に原因がある可能性が高い です。
次に、SNS(X / Twitter) で以下のように検索してみてください。
- 「APEX ラグ」
- 「VALORANT サーバー 障害」
同じ時間帯に同様の報告が多ければ、サーバーが不安定な状態であると判断できます。
そして最後に、「他のゲーム/YouTube/ブラウザ」が普通に使えるかどうかを試します。問題なく動作する場合、サーバー側が原因である可能性が高いです。

サーバーに原因がある場合、自分の環境を改善しても解決しません。周囲も同じ症状ならサーバーの復旧を待つしかない場合もあります。
PCゲームのラグを解消する方法8選
ラグを感じたからといって、いきなり「回線の乗り換え」や「PCの買い替え」をする必要はありません。
多くのケースでは、今の環境のままでも改善が可能です。無料または数千円でできる対策だけでも体感が大きく変わります。
ここでは、初心者でもすぐに実践できるラグ解消テクニックを8つ紹介します。
- 「有線接続」もしくは「Wi-Fiなら5GHz帯」を使用する
- LANケーブルを「CAT6A」に交換する
- ルーター・ネットワーク機器を最新モデルに買い替える
- 不要なアプリ・バックグラウンドソフトを停止 する
- グラフィックドライバ・OSを最新バージョンへ更新 する
- 不要なキャッシュ・ゴミファイルを削除してストレージを整理する
- ゲーム内設定を最適化して描画負荷を下げる
- ゲームブースターを活用して通信経路を最適化 する
①「有線接続」もしくはWi-Fiなら「5GHz帯で接続」

オンラインゲームのラグは「回線速度」よりも通信の安定性が大きく影響します。
Wi-Fi(無線)は便利ですが、「壁・床・家電・周囲の無線機器」など、様々な要因で電波が乱れやすく、遅延や通信切断が発生しやすい弱点があります。
可能であれば、PCとルーターをLANケーブルで直接つなぐ “有線接続” が最も安定します。

ゲームが急にカクついたり、キャラがワープしたり、弾が抜けるといった症状は、「有線接続」だけで解決するケースが多いです。
もし有線接続が難しい環境なら、Wi-Fi(無線)の周波数帯を「2.4GHz」→「5GHz」に変更しましょう。
| 周波数帯 | メリット | デメリット | オンラインゲーム |
| 2.4GHz帯 | 電波が強く、遠くまで届く | 干渉が多く、通信が不安定になりやすい | 非推奨 |
| 5GHz帯 | 通信が安定して高速 | 電波はやや弱く、遠くまで届かない | おすすめ |
PCゲームをするなら「〇〇-5G」または「〇〇-5GHz」というSSIDを選択 してください。
最も安定するのは「有線接続」Wi-Fiしか使えないなら「5GHz帯」で接続しましょう。
②LANケーブルを「CAT6A」の規格に交換する

「有線接続にしたのに、まだラグが気になる…」という場合、使っているLANケーブルの規格が古い可能性があります。
LANケーブルには「CAT5 / CAT6A /CAT8」などの規格があり、古い規格のケーブルは通信速度や安定性が低く、ラグの原因になります。
| 規格名 | 最大通信速度 | 周波数帯域 | 特徴・評価 |
| CAT5 | 100Mbps | 100MHz | かなり古い |
| CAT5e | 1Gbps | 100MHz | 軽い用途 |
| CAT6 | 1Gbps | 250MHz | 一般家庭向け |
| CAT6A | 10Gbps | 500MHz | ゲーミング向け |
| CAT7 | 10Gbps | 600MHz | ノイズ耐性が強い |
| CAT8 | 25〜40Gbps | 2000MHz | オーバースペック 最 |
特に「CAT5」や「CAT5e」のケーブルは昔の規格で、「最大速度が低い」「ノイズに弱い」ため通信が不安定になりやすく、ゲーム環境には向きません。
ケーブルの見分け方は、ケーブル本体に「CAT6」「CAT6A」などの表記が印字されています。印字がない擦れて読めない、いつ買ったか覚えていない場合は、「古い or 低速規格」です。
迷ったら「CAT6A」を選べばOKです。価格も安かったり、安定性が高かったりと、コスパと効果のバランスが最強です。
また、「30〜50m以上の長距離ケーブル」になると、ノイズの影響で安定性が落ちやすいことがあります。
部屋が離れている場合は、以下の機器を併用した方が安定するケースもあります。
- LAN中継アダプタ
- PLC(電力線LAN)
- メッシュWi-Fi
「有線なのにラグい」場合は、ケーブルが原因のことが多いので、「CAT6A」に交換するだけで改善が期待できます。
③ルーターやネットワーク機器を最新モデルに買い替える

「家は光回線なのにラグい…」「有線にしたのに安定しない…」という場合、ルーターやネットワーク機器そのものが原因になっている可能性があります。
ルーターは家電と同じで、使い続けるほど内部部品が劣化し、通信が不安定になりやすくなります。
特に 4〜6年以上使用しているルーターは、コンデンサ(電気を蓄えるパーツ)や無線チップが劣化しており、以下の症状が発生しやすくなります。
- Ping値が急に上がる
- 速度が出ない
- 接続が途切れやすい
また、古いルーターは同時接続台数が少ないため、家族が「スマホ・TV・タブレット」を使うだけで通信が混雑してゲーム中にラグが発生することも少なくありません。
買い替えが必要な目安は以下のとおり。
| 状況 | 買い替え推奨度 |
| 使用年数が5年以上 | (5.0 / 5.0) |
| IPv6に非対応 | (4.5 / 5.0) |
| 2.4GHzしか使えない | (4.5 / 5.0) |
| 家で複数台が同時接続している | (4.0 / 5.0) |
どれかに当てはまるなら、ルーターがボトルネックになっている可能性が高いです。
どれだけネット回線が高速で、PCスペックが高くて、LANケーブルが最新でも、ルーターが古いと性能を発揮できません。通信の「入口」が弱いと、全体が詰まるイメージです。

使用年数5年以上・IPv6非対応なら、買い替えましょう。「Wi-Fi6 × IPv6」対応のルーターを選べばOKです。
④不要なアプリ・バックグラウンドソフトを停止する

裏でアプリが動いたままだと、CPUやメモリなどの処理が分散してしまい、ラグの発生原因になるので、「不要なアプリ・バックグラウンドソフト」を停止しましょう。
特に以下のアプリは、表に見えていなくても処理を行い続けていることが多いため注意が必要です。
| アプリ | 影響する理由 |
| ブラウザ (Chrome / Edge) | タブが多いほどメモリを大量に使用する |
| Discord / LINE | 音声処理や通知でCPUに負荷がかかる |
| OBS / ShadowPlay (配信・録画ソフト) | GPUにもCPUにも負荷がかかる |
| ウイルス対策ソフト | 常にバックグラウンドで監視処理を行うため重い |
| OneDrive / Google Drive | 常にバックグラウンドで監視処理を行うため重い |
また、PCを起動したときに自動でアプリが立ち上がる「スタートアップ」を見直すことで、余計な処理を減らしてPCの負荷を軽くすることができます。
不要なアプリはスタートアップから「無効化」しておきましょう。
スタートアップを停止する方法
- Ctrl + Shift + Esc を同時に押す「タスクマネージャー」を開く
- 「スタートアップ」タブを開く
- 不要なアプリを「無効化」

ゲーム以外の不要なアプリは全部停止しましょう。特に、「ブラウザ/クラウド同期アプリ」は優先して停止すると効果が出やすいです。
⑤グラフィックドライバやOSを最新バージョンにアップデートする

ゲームがカクついたり動きが不安定なときは、PCの性能不足ではなく、グラフィックドライバ(GPUドライバ) やWindows(OS)が古いことが原因の場合があります。
一度もアップデートをしたことがない人は、「グラフィックドライバ」や「OS」を最新バージョンにアップデートしましょう。
「グラフィックドライバ」や「OS」はセットで最新すると効果が最大になります。「ラグいからPC買い替え」ではなく、まずドライバの更新をしましょう。

「無料」&「数分」でできて、改善効果が大きい対策です。
グラフィックドライバ(GPUドライバ) は、使っているグラフィックボードに応じてソフトが違います。
- NVIDIA→NVIDIA App(旧GeForce Experience)
- AMD→AMD Software: Adrenalin Edition
「グラフィックドライバ」と「OS」方法についてご紹介します。
「NVIDIA App(旧GeForce Experience)」のアップデート方法
「NVIDIA App(旧GeForce Experience)」は、NVIDIA製のグラフィックボード(GeForce GTX / RTXシリーズ)を使用しているPCで、グラフィックドライバーを簡単にアップデートできるアプリです。
「NVIDIA App」のアップデート方法は以下の手順で行います。
- 「NVIDIA App」を起動
- 「ドライバ」または「Driver」タブを開く
- 「インストール」をクリック
- アップデート後、PCを再起動
「NVIDIA App」を起動します。
「NVIDIA App」をダウンロードしていない人は公式ページから「NVIDIA App」ダウンロードしましょう。

「ドライバ」または「Driver」タブをクリック。

「インストール」 をクリック。
ただし、新しいドライバーが追加されている場合は表示が「ダウンロード」になります。その場合は先に「ダウンロード」を行い、完了後に「インストール」をクリックします。

エクスプレス インストールを選択し、「続行」をクリック。

アップデート完了後、PCを再起動しましょう。

「AMD Software: Adrenalin Edition」のアップデート方法
「AMD Software: Adrenalin Edition」は、AMD製のグラフィックボード(Radeonシリーズ)を使用しているPCで、グラフィックドライバーを簡単にアップデートできるアプリです。
「AMD Software: Adrenalin Edition」のアップデート方法は以下の手順で行います。
- 「AMD Software: Adrenalin Edition」を起動
- 「Home」から最新のドライバがあれば、アップデートをクリック
- アップデート後、PCを再起動
「AMD Software: Adrenalin Edition」を起動します。
「AMD Software: Adrenalin Edition」をダウンロードしていない人は公式ページから「AMD Software: Adrenalin Edition」ダウンロードしましょう。
「Home」から最新のドライバがあれば、「アップデート」をクリック。

アップデート後、PCを再起動
Windows(OS)のアップデート方法
Windows 11(OS)のアップデートも、ゲームの安定動作には重要です。ドライバーだけでなく、OS自体を最新状態にしておきましょう。
「Windows 11(OS)」のアップデート方法は以下の手順で行います。
- 「スタート」メニューを開く
- 「設定」をクリック
- 「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムをチェック」をクリック
- PCを再起動
「スタート」メニューを開く

「設定」をクリック

「Windows Update」を選択

「更新プログラムのチェック」をクリック

更新が完了後、PCを再起動します。
⑥不要なゴミファイルを削除してストレージを整理する

ゲームやアプリを使っていると、PCの中には 「一時データ(キャッシュ)」 が少しずつ溜まっていきます。不要なゴミファイルを削除してストレージを整理しましょう。

ストレージ容量は最低20~25%空けておくのが理想です。5%未満「フリーズ・動作停止」の危険ライン
不要なゴミファイルを削除方法は以下のとおり。
- 一時ファイル(キャッシュ)を削除する
- Windowsの「ディスククリーンアップ」を使う
一時ファイル(キャッシュ)を削除する方法
一時ファイルは、アプリやゲームを動かす際に作られる一時的なデータです。PCを長く使っていると自動的に溜まり続け、ストレージ容量を圧迫したり、動作を重くする原因になります。
一時ファイル(キャッシュ)を削除するだけで、数百MB~数GB 軽くなることもあります。
一時ファイル(キャッシュ)を削除する手順は以下のとおり。
- 「Windowsキー」 + 「R 」を押す
- 「temp」と入力
- 開いたフォルダ内のファイルを「全削除」
- 再び「Windowsキー」 + 「R 」を押す
- 「%temp%」と入力 → 中身を全削除
まずは、「Windowsキー」 + 「R 」を押し、「temp」と入力 。
を削除する方法-1.png)
不要データと残っている一時ファイル(キャッシュ)が表示されるので、「CTRL」+「A」で全選択し、「DEL」で一時ファイル(キャッシュ)を全削除します。
を削除する方法-2.png)
実行中のアプリやファイルを開いている場合は、一時ファイルは消せないので「スキップ」します。
何度も表示されますが、全て「スキップ」をしてください。
を削除する方法-3.png)
再び「Windowsキー」 + 「R 」を押し、今度は「%temp%」と入力 。
を削除する方法-4.png)
不要データと残っている一時ファイル(キャッシュ)が表示されるので、「CTRL」+「A」で全選択し、「DEL」で一時ファイル(キャッシュ)を全削除します。
を削除する方法-5.png)
実行中のアプリやファイルを開いている場合は、一時ファイルは消せないので「スキップ」します。
何度も表示されますが、全て「スキップ」をしてください。
を削除する方法-6.png)
ここまでで、一時ファイル(キャッシュ)を削除できた状態です。「temp」や「%temp%」の削除は、PCを軽くするためのメンテナンスとして定期的に行いましょう。

不要データを消すだけなので、ゲームのセーブデータや設定が消えることはありません。
Windowsの「ディスククリーンアップ」を使う方法
一時ファイルや不要データをまとめて整理したい場合は、Windowsに標準搭載されている「ディスククリーンアップ」を使うと効果的です。
今回はWindows11の「ディスククリーンアップ」手順をご紹介します。
- スタートメニューを開く
- 「ディスククリーンアップ」と検索して起動
- 画面下部の 「システムファイルのクリーンアップ」 をクリック
- 削除したい項目にチェックを入れる
- 「OK」→「ファイルの削除」 で実行
画面左下の「スタートメニュー」を開く。

「ディスククリーンアップ」と検索して起動。

クリーンアップしたい「ドライバ」を選択。

削除するファイルを選択し、「OK」をクリック。

続いて、「システム ファイルのクリーンアップ」をクリック。

削除するファイルを選択し、「OK」をクリック。

ここまでで、Windowsの「ディスククリーンアップ」が完了します。

ストレージは空き容量が少なくなるほど動作が重くなります。定期的にクリーンアップして、空き容量を保つと安定します。
⑦ゲーム設定を最適化して負荷を下げる
ラグやカクつきは、ネット回線だけでなくゲーム内の画質設定が高すぎることでも発生します。
今回は各ゲームの設定から変更できる、PCの負荷を下げる方法を3つご紹介します。
- 画質設定を「パフォーマンス」または「中画質」に変更
- 解像度を一段階下げる
- FPS上限を固定する
画質設定を変更「パフォーマンス」または「中画質」
高画質設定は見た目が綺麗になる一方で、描画処理が増えてFPSが不安定になりやすいため、まずは「重い項目」だけを優先して下げると効果的です。
優先して下げるべき設定は以下のとおり。
| 項目 | 推奨値 | 理由 |
| 影の品質 | 低〜中 | 描画はGPU負荷が最も大きい |
| 反射・水面効果 | 低 | 光の反射処理は計算量が多い |
| 描画距離 | 中 | 遠景ほど処理が増える |
| アンチエイリアス | 低 / OFF | なめらかさよりパフォーマンス優先が効果的 |
上記を下げるだけでFPSが10〜30向上することもあり、ラグが解消されます。
「設定を細かく調整するのは苦手…」という人は、プリセットを「パフォーマンス」または「中画質」 に変更するだけでも十分効果があります。
解像度を一段階下げる
解像度を少し下げると負荷が大きく下がり、動作がより安定します。
- フルHD(1920×1080)→ HD+(1600×900)
- WQHD(2560×1440)→フルHD(1920×1080)
- 4K(3840×2160)→WQHD(2560×1440)
高画質のまま無理に動かそうとすると、FPSが不安定になりやすいですが、解像度を一段階落とすだけで、滑らかさが格段に改善されることがあります。

画質より“快適さ”を重視したい人におすすめの調整です。
FPS上限を固定する
FPS(フレームレート)は、高ければ良いというわけではありません。モニターが表示できる上限以上のFPSを出しても体感は変わらず、逆にPCへ無駄な負荷がかかります。
モニターのリフレッシュレートに合わせてFPS上限を設定するのが最適です。
| モニターのリフレッシュレート | FPS上限の目安 |
| 60Hz | 60Hz |
| 144Hz | 144Hz |
| 165Hz | 144〜165FPS |
| 240Hz | 144〜240FPS |
FPSを上げすぎると、CPUやGPUが常にフル稼働状態になり、発熱やカクつきの原因になります。逆に、モニターに合わせて上限を決めておくと、安定した滑らかな動作が維持できるようになります。

よく「FPSは高いほど有利」と言われますが、人が体感できる滑らかさには限界があります。多くの人は「120〜160FPS前後」で、動きの滑らかさに違いを感じにくくなります。
そもそも、自分のモニターが「60Hz / 144Hz / 240Hz」のどれなのか分からないと、FPS上限の設定ができません。
以下の手順で簡単に確認してみましょう。
- デスクトップを右クリック
- 「ディスプレイ設定」を選択
- 下へスクロールして 「ディスプレイの詳細設定」 をクリック
- 「リフレッシュレート(Hz)」 の欄で数値を確認
⑧ゲームブースターを活用して通信遅延を軽減する
「回線を変えるほどではないけど、今より少しでもラグを減らしたい」という人には、ゲームブースター(通信経路最適化ツール) を使う方法が有効です。
オンラインゲームの通信は、「PC → ゲームサーバー」までの間に、複数の中継ルート(ノード)を経由します。
特に海外サーバー(アジア以外)でゲームを遊ぶと、ルートが遠回りになっている場合があり、Ping値が上がり、操作の遅延(ラグ)が発生しやすくなります。
ゲームブースターは、通信ルートを最短かつ安定した経路に自動で切り替えることで、遅延を抑える仕組みです。
ゲームブースターが向いている人
- 海外サーバーのゲームを遊ぶ 。距離が遠いほど最適ルートの差が出る
- 回線速度は速いのに「Ping値」だけ高い。通信ルートが遠回りしている可能性ある
- 夜だけラグが増える。回線が混雑している時間帯の影響を受けやすい

海外サーバーのゲームを遊ぶ人にとって試す価値は大きいです。
おすすめは「GearUP」(ゲーム特化型ブースター)

ゲーム専用に最適化されたネットワークブースター「GearUP」は、世界中の最適な通信サーバー経由により、PCからゲームサーバーへのルートを自動で最短化。
Wi-Fiや有線接続を問わず、夜間や海外サーバー利用時に起こりがちな“Pingの跳ね上がり”や“通信遅延”を抑制します。
「GearUP」難しい設定が不要なため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
- 世界中に配置された最適化サーバーを経由
- 通信ルートの最適化を自動で行う
- 設定はほぼワンクリック
- FPS / TPS / MOBA / MMO など幅広く対応
ただし、ゲームブースターはラグが必ず消えるツールではありません。
しかし、「通信経路が原因でラグが起きている」「海外 or 遠距離サーバーに接続している」「夜だけPingが悪化する」場合には改善体感が大きいケースが多いです。

回線変更・工事不要でラグ改善を狙えるのが最大のポイントです。
| プラン | 価格 |
| 年間 | 約6,800円 |
| 3か月 | 約6,800円 |
| 1か月 | 約1,400円 |
クーポンコード:GEARUP10
上記のクーポン入力で全プラン10%割引が適応されます。
【それでも改善しない場合】高速光回線や推奨スペックPCを検討
ここまで紹介した、回線を変えずにできる改善策をすべて試してもラグが解消しない場合、問題は「ネット回線」または「PCスペック」にある可能性が高いです。
オンラインゲームは、回線とPCの両方が揃ってはじめて快適にプレイできます。
どちらか片方がボトルネックになると、どれだけ他の部分を改善してもラグは完全には解消されません。
以下の状態なら「回線の見直し」がおすすめ
| 状況 | 原因 |
| 夜だけラグがひどい | 光コラボやVDSL回線の混雑 |
| 速度の遅い回線を使っている (NURO / auひかり / 電力系などの高速回線以外) | 回線の基盤そのものが遅い可能性 |
| Pingが常に高い (50ms以上) | 回線の品質が安定していない |
特に「夜だけラグい」は回線混雑が原因のことが多いです。
どれだけ設定を変えても根本改善にはなりません。回線の種類そのものを見直す必要があります。
そして、こんな状態なら「PCスペックの見直し」が必要。
| 状況 | 原因 |
| FPSが常に低い | カクカク GPU(グラボ)が弱い |
| もっさり / 処理落ちする | CPU性能が不足 |
| 複数のアプリを開くと止まる | メモリ不足(8GB以下は特に) |
PCスペックは ゲームの滑らかさに直結します。
判断基準をまとめると
- Pingが高い / 夜だけ重い場合 → 回線の見直し(光回線の種類が重要)
- FPSが低い / カクつく場合 → PCスペックの改善(GPU / CPU / メモリ)
【PCゲーム向け】おすすめのネット回線5選
もし、何を試してもラグが改善しない場合は、ネット回線自体がボトルネックになっている可能性があります。
特に「集合住宅」や「VDSL方式」のマンションネット回線では、夜になると利用者が増えることで回線が混雑し、Ping値が大きく跳ね上がることがあります。
- VDSL方式とは?
- 建物までは「光回線」ですが、部屋までは「電話線」で繋ぐ方式です。途中で速度が低下しやすいため、オンラインゲームには不向きとされています。
そこで、ゲームに強いと言われる代表的なネット回線を紹介します。どの回線も「通信速度・安定性・Ping値の低さ」に定評があり、オンラインゲームとの相性が抜群です。
| 回線名 | 高速通信 (プラン) | 10Gbps 対応地域 | 回線速度 安定性 | ゲーム適性 | 特徴 |
| NURO光 | 10Gbps 2Gbps | 多い | (5.0 / 5.0) | 最強 | 低Ping値 夜でも安定 |
| auひかり | 10Gbps 5Gbps 1Gbps | 少ない | (4.5 / 5.0) | 高安定 | 独自回線 混雑に強い |
| 電力系光 | 10Gbps 5Gbps 1Gbps | 多い | (5.0 / 5.0) | 最強 (対応地域) | 対応エリアなら、混雑に強い |
| ソフトバンク光 | 10Gbps 1Gbps | かなり多い | (4.0 / 5.0) | 安定 | スマホ割で通信費を抑える |
| ドコモ光 | 10Gbps 1Gbps | かなり多い | (4.0 / 5.0) | 安定 | プロバイダ選び次第で安定度が変わる |
環境(地域・住居タイプ・スマホキャリア) に合わせて、最もコスパよく安定する回線を選びましょう。
①NURO光(低Ping値で人気No.1)

NURO光は、オンラインゲームでラグを抑えたい人に特に人気の回線です。「10Gbps」の高速通信に対応しており、一般的な1Gbps回線より通信に余裕があるのが特徴です。
とくにFPSやTPSなど、入力と画面の反応が重要なゲームでは、通信速度そのものよりPing(応答速度)の低さが快適さに直結します。
NURO光はPing値が安定しやすいため、操作遅延が起こりにくく、夜でもラグを感じにくい傾向があります。
また、NURO光は通信経路が混雑しにくい構成になっているため、家族がYouTubeや動画を見ていても回線が重くなりにくいのも強みです。
ただし、提供エリアが限られていることや、開通工事に時間がかかる場合がある点は注意が必要です。マンションでは建物の設備状況によっては利用できないこともあるため、申し込み前に確認しましょう。

「速度は出ているのにラグが気になる」「夜になると重くなる」場合は、NURO光は最もおすすめです。
低Ping値で人気No.1
②auひかり(独自回線で混雑に強い)

auひかりは、夜になると回線が重くなる人にとって有力な選択肢です。
他社と違い独自の回線網を使用しているため、利用者が増える時間帯でも混雑の影響を受けにくく、Ping値が安定しやすい のが大きな強みです。
FPSやアクションなど、操作の遅延が勝敗に影響するゲームでも、動作が安定しやすくストレスが少なくなります。
また、「1Gbps」だけでなく「5Gbps」・「10Gbps」の高速プランも選べるため、配信しながらのプレイにも余裕があります。ただし「5Gbps」・「10Gbps」の高速プランは関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の一部エリア限定です。
さらに、スマホがauなら「auスマートバリュー」が適用され、スマホ料金の割引が受けられる点もメリットです。
提供エリアが限定されていることや、工事費・解約時の費用が高めになる場合がある点には注意が必要です。特にマンションでは設備により利用できるプランが変わることがあります。

「速度は出ているのにラグい」「夜だけ重い」と感じる人に向いている回線です。
「auスマートバリュー」が適用、スマホ料金の割引
③電力系光回線(地方なら最強クラス)

電力系光回線は、提供エリア内に住んでいる人にとって最強クラスに安定する回線です。
電力会社グループが自社で敷設した独自回線を使用しているため、利用者が多い夜でも回線が混雑しにくく、Ping値が非常に安定しやすいのが特徴です。
特にFPS・TPS・MOBAなど、操作の遅延が勝敗に影響するゲームとの相性が抜群です。
| 回線名 | 運営 | 提供エリア |
| コミュファ光 | 中部電力系 | 愛知・岐阜・三重・静岡・長野 |
| eo光 | 関西電力系 | 大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・福井 |
| メガ・エッグ | 中国電力系 | 山口・島根・鳥取・広島・岡山 |
| ピカラ光 | 四国電力系 | 徳島・香川・愛媛・高知 |
| BBIQ | 九州電力系 | 福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島 |
提供エリアでは、NURO光と同等、またはそれ以上に安定すると言われることも多く、ゲーマーからの評価が非常に高い回線です。ただし、エリアが地域限定である点には注意が必要です。

該当地域に住んでいるなら、ほぼ間違いなく第一候補になります。
④ソフトバンク光(スマホ割対応でコスパが良い)

ソフトバンク光は、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っている人に特に相性が良い光回線です。
全国に対応した「光コラボ回線」のため、エリアを気にせず契約でき、スマホと合わせて使うと「おうち割光セット」でスマホ料金が毎月最大1,650円割引されます。
家族のスマホも対象になるため、人数が多いほど通信費の節約効果が大きくなります。また、IPv6に対応しており、夜でも回線を混雑しにくい経路で通信できるため、オンラインゲームでもPingが安定しやすい点もメリットです。
一方で、夜間に速度が低下しやすい地域がある、ルーターの性能に左右される、スマホがソフトバンク以外だと割引メリットが小さいといった注意点があります。

「スマホがソフトバンク or ワイモバイル」かつ「通信費を抑えつつゲームを快適にしたい」人におすすめの回線です。
「おうち割光セット」でスマホ料金が毎月最大1,650円割引
⑤ドコモ光(IPv6対応で安定した通信品質)

ドコモ光は、回線の安定性を重視したい人に向いている光回線です。
標準で IPv6(IPoE方式) に対応しており、混雑しやすい時間帯でも回線が混みにくい経路で通信できるため、夜でもラグや速度低下が起こりにくいのが特徴です。
全国的に提供エリアが広く、引っ越しが多い人でも使い続けやすい点も魅力です。スマホがドコモの場合は「ドコモ光セット割」が適用され、通信費をまとめて抑えられます。
一方、プロバイダによって通信品質が大きく変わる点には注意が必要です。
同じドコモ光でも、選ぶプロバイダ次第で「快適にも不安定にもなる」ため、IPv6対応プロバイダを選ぶことが前提です。また、マンションの場合、建物の配線方式が古いと速度が出にくい場合があります。

「ドコモスマホ利用者 」や「夜でも安定して遊びたい人」におすすめ。
「ドコモ光セット割」が適用され、通信費がお得
最新ゲームもラグなく遊べる!おすすめのゲーミングPC3選
ラグの原因が通信ではなく「PCの性能不足」にあるケースも多いです。
最新タイトルでは、CPU・GPU・メモリなどの要求スペックが上がっており、数年前のPCでは処理が追いつかずにラグが発生してしまいます。

ここでは、今、PCの買い替えるならコレだ!と筆者の独自目線で選定しました。
選定基準は解像度別におすすめのグラフィックボードと構成例を紹介します。
「フルHDで快適に遊びたい」「将来WQHDや4Kも視野に入れたい」など、自分のプレイスタイルに合った選び方が分かります。
性能アップはラグ解消だけでなく、画質やロード時間の改善にも直結しますので、今後最新ゲームもプレイしたいとお考えの人もご参考にどうぞ。
| PC | ![]() | ![]() | ![]() |
| モデル名 | MD5657 | FRGPLMB650B/WS1030 | G TUNE FG-A7G7T |
| メーカー | MDL.make | フロンティア | マウスコンピューター |
| 価格(税込) | 146,800円 | 246,800円 | 399,800円 |
| CPU | Ryzen7 5700X | Ryzen7 7800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | RTX 5060 | RTX 5070 | RTX 5070 Ti |
| メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
| 容量 | 1TB | 1TB | 2TB |
| 公式サイト | \フルHD向け/ 在庫を確認 | \WQHD向け/ 在庫を確認 | \4K向け/ 在庫を確認 |
【フルHD向け】MD5657│146,800円(税込)

価格:円(税込)156,800
現在セール価格:146,800円(税込)
| BTOメーカー | MDL.make |
| CPU | AMD Ryzen7 5700X |
| GPU (グラフィックボード) | NVIDIA GeForce RTX 5060 |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 1TB |
| 電源 | 650W |
| LEDファン | 非搭載 (カスタマイズで搭載可能) ※追加料金 |
| CPUクーラー | 純正空冷クーラー |
| ケースサイズ (幅x高さx奥行き) | ミニタワー (210mmx422mmx365mm) |
| 無線 (Wi-Fi/Bluetooth) | なし |
| 保証期間 | 1年間保証 公式LINEによるアフターサポート 将来的なカスタマイズや修理における購入者割引 |
| 送料 | 無料 |
「Ryzen 7 5700X」と「GeForce RTX 5060」を搭載したコスパ重視のゲーミングPCです。
フルHD環境であれば多くのタイトルを快適にプレイできる性能を持ち、初めてのBTOパソコンにもおすすめ。
1TB SSDで容量にも余裕があり、ケースはコンパクトなミニタワー。無線機能は非搭載ですが、カスタマイズで拡張可能。
ただし、メモリが16GBのため、今後の次世代ゲームでは32GBが推奨される可能性がある点には注意が必要です。できれば購入時に32GBにカスタマイズするのがおすすめです。

購入後はLINEサポートや購入者割引が利用でき、初心者でも安心して長く使えるモデルです。
【WQHD向け】FRGPLMB650B/WS1030│246,800円(税込)
セール価格:246,800円(税込)
| BTOメーカー | フロンティア |
| CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D |
| GPU (グラフィックボード) | 【MSI製】NVIDIA GeForce RTX 5070 |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 1TB |
| 電源 | 750W |
| LEDファン | 搭載 |
| CPUクーラー | 空冷CPUクーラー |
| ケースサイズ (幅x高さx奥行き) | フルタワー (230mmx500mmx465mm) |
| 無線 (Wi-Fi/Bluetooth) | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 |
| 保証期間 | 1年間保証 |
| 送料 | 3,300円 |
「Ryzen 7 7800X3D」と「GeForce RTX 5070」を搭載したWQHDに最適なゲーミングPCです。
32GBメモリを標準装備し、最新タイトルや重量級ゲームも余裕をもってプレイ可能。
1TB SSDで十分なストレージを確保し、フルタワーケースとLEDファン搭載空冷クーラーで高い拡張性と冷却性を両立。
さらにWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応し、快適な通信環境も整っています。

保証は1年間付きで、BTOメーカーならではの安心感とカスタマイズ性も魅力です。
【4K向け】G TUNE FG-A7G7T│399,800円(税込)
価格:円(税込)469,800
現在セール価格:399,800円(税込)
| BTOメーカー | マウスコンピューター |
| CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
| GPU (グラフィックボード) | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
| メモリ | 32GB |
| SSD | 2TB |
| 電源 | 850W |
| LEDファン | 搭載 |
| CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) |
| ケースサイズ (幅x高さx奥行き) | フルタワー (240㎜×510㎜×500㎜) |
| 無線 (Wi-Fi/Bluetooth) | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5 |
| 保証期間 | 3年間保証 24時間×365日電話対応 |
| 送料 | 無料 |
「AMD Ryzen 7 9800X3D」と「GeForce RTX 5070 Ti」を搭載したハイスペックモデル。
4K解像度での最新ゲームや動画編集などクリエイティブ用途まで幅広く対応しています。32GBメモリと2TB SSDを標準装備し、大容量データや高負荷作業にも安心です。
「Wi-Fi 6E」と「Bluetooth 5」にも対応し、無線環境も快適。冷却性の高い水冷クーラーと850W電源を備え、安定動作を長時間維持できます。
さらに3年間の長期保証と24時間365日のサポート付きで、購入後の安心感も抜群。

性能・サポートの両面でワンランク上のモデルを求めている人におすすめです。
PCゲームのラグに関するよくある質問【Q&Aまとめ】
「Pingは低いのにラグい」「特定のゲームだけ重い」など、ラグの原因は一つとは限りません。
通信環境・PCスペック・ゲーム設定・サーバー側の状態など、複数の要因が重なって発生することもあります。

ここでは、初心者でも原因を切り分けやすいように、よくある質問をQ&A形式で解説します。
CPU・GPU・メモリなどのハード面から、バックグラウンドアプリ、ゲームサーバーの混雑まで、「どんな症状ならどこを確認すべきか」が一目でわかる内容です。
- 「重い」「カクつく」とは具体的にどんな状態?
- ラグの原因はスペック不足だけですか?
- GPU(グラフィックボード)性能不足の見分け方
- CPU不足(ボトルネック)性能不足の見分け方
- メモリやストレージが原因でラグが起こるケース
- 特定のゲームだけラグが起きるのはなぜ?
- Ping値が低いのにラグがあるのはどうして?
「重い」「カクつく」とは具体的にどんな状態?
PCゲームでよく使われる「重い」「カクつく」という表現は、画面や操作に追いつけない状態を指します。
本来ならキャラクターが滑らかに動くはずですが、処理が間に合っていないため、動きが途切れたり引っかかったように見えるのが特徴です。
- 歩く動きが「コマ送り」になる
- 振り向いた瞬間に画面が一瞬止まる
映像を描画する速度であるFPS(フレームレート)が低下している時に発生します。FPSが不安定だと、どれだけ回線が速くても画面がガタつきます。
また、オンラインゲームでは、操作が画面に反映されるまでの遅れ(遅延)も発生します。弾が当たった判定が遅れる・キャラが瞬間移動する場合は回線側(Ping)の問題です。
ラグの原因はスペック不足だけですか?
ラグ=スペック不足とは限りません。
オンラインゲームでは、PCとサーバー間で常にデータ通信が行われています。通信が遅いと、操作が画面に反映されるのが遅れます。
症状で判断するのがポイントです。
| 症状 | 原因 |
| 画面がカクつく | PCの性能や設定の問題 |
| 操作が遅れる | 通信の遅れ(Ping値が高い) |
| ワープする | 通信の遅れ(回線品質の問題) |
さらに、以下の要因でもラグは発生します。
- ルーターの劣化
- LANケーブルが古い規格
- Wi-Fi干渉(電子レンジ・壁・距離など)
- ゲームサーバーが混雑中

ラグの原因は複数の要因が重なることが多いため、焦らず根気よく、ひとつずつ切り分けて確認していきましょう。
GPU(グラフィックボード)性能不足の見分け方
GPUは ゲームの映像を描画するパーツ なので、性能が不足していると画面の滑らかさが失われ、FPSが安定しなくなります。
以下のチェックで、GPUが原因かどうか簡単に判断できます。
| 症状 | GPUが原因の可能性 |
| 画面が「ガクッ」と止まる・コマ送りになる | 高い |
| カメラを振るとカクつく | 高い |
| 解像度を下げると改善する | GPU負荷が原因の確定サイン |
| GPU使用率が 90〜100% に張り付いている | 明確に性能不足 |
すぐできる確認方法は以下のとおり。
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc) を開く
- 「パフォーマンス」タブ → GPU を選択
- ゲーム中の使用率(%)を確認
GPU使用率が90〜100%に張り付き続けているならGPUが限界です。逆に、使用率が60%以下ならGPU以外に原因があります。

「FPSが安定しない」「GPU使用率が高い」場合はGPUがボトルネック(性能不足)になっている可能性が高いです。
CPU不足(ボトルネック)性能不足の見分け方
CPUは、ゲーム全体の処理を指揮する「頭脳」の役割を持っています。
CPU性能が不足すると、GPU(グラボ)が本来出せる性能を発揮できず、いわゆる「ボトルネック(性能の詰まり)」が発生します。
CPU不足の主な症状は以下のとおり。
| 症状 | CPUが原因の可能性 |
| 視点を動かした瞬間にだけカクつく | CPUの処理が追いついていない |
| 敵が多いシーン・街・拠点でだけFPSが落ちる | ゲーム内の計算処理が増えた時に弱い |
| GPU使用率が50〜70%程度で頭打ちになる | PUよりもCPUが先に限界に達している |
| CPU使用率が90〜100% | CPUが常にフル稼働している状態 |
すぐできる確認方法は以下のとおり。
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc) を開く
- 「パフォーマンス」タブ → CPU を選択
- ゲーム中の使用率(%)を確認

GPUに余裕があるのにFPSが伸びないときは、CPUがボトルネックです。
メモリ不足が原因でラグが起こるケース
ゲーム中に 急にカクついたり、読み込みが遅い、画面が止まるといった症状が出る場合、PCのメモリ(作業スペース)が不足している可能性があります。
メモリ不足の場合は以下の症状が現れるます。
- ゲームは動くが、特定の場面で急に重くなる
- タブをたくさん開くと動作がモッサリする
- ゲームとDiscord・ブラウザを同時に使うとカクつく
メモリは「同時に動かすデータを置く机」のようなもの。容量が足りないと、PCはストレージに一時データを逃がしますが、この処理が遅くて一気にカクつきが発生します。
確認方法
- タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc) を開く
- 「パフォーマンス」タブ → メモリを選択
- ゲーム中の使用率(%)を確認
メモリ使用率が90〜100%ならメモリ容量不足が原因でラグが発生しています。

メモリ容量を8GB →16GB以上へ増設が最も効果的です。
特定のゲームだけラグが起きるのはなぜ?
PCゲームのラグは「PCの性能」や「ネット回線」が原因になることが多いですが、特定のゲームだけラグが出る場合は、ゲーム側の条件やサーバーの仕組みが影響していることが多いです。
つまり、「PCや回線は問題ないのに、そのゲームだけ重い」ことは珍しくありません。
| 原因 | 説明 |
| ゲームの最適化が不十分 | ゲーム自体が重い設計、または最適化が甘いと、高いスペックでもカクつく |
| ゲームサーバーの品質や距離 | サーバーが海外・遠方にあると、Pingが高くなり操作が遅れる |
| サーバーが混雑している | 人気タイトルのイベントやアップデート直後に起こりやすい |
| 要求スペックが高いゲーム | モンハンワイルズ / パルワールド / GTA6 / Cyberpunk などはGPUにもCPUにも負荷が大きい |
| アップデートやパッチによる一時的な不具合 | 新シーズン直後にラグ報告が増えるのはこのため |
公式サイトで「推奨スペック」を確認して、CPU / GPU / メモリが足りているかチェックしましょう。
また、特定のゲームだけラグい場合は、PCではなく「ゲームサーバー or ゲームの負荷」が原因であることが多い。
Ping値が低いのにラグがあるのはどうして?
「Pingが低い=ラグがない」と思われがちですが、実際には Pingだけで快適さは決まりません。
Pingが低くてもラグが起きる場合、通信以外の要因 がゲームの動きを止めている可能性が高いです。
主な原因は「PC側の処理が追いついていない」
| 原因 | 説明 | 症状 |
| CPUやGPUの性能不足 | ゲーム内の計算や描画が間に合っていない | 画面がカクつく・FPSが安定しない |
| メモリ不足 | 動かせるデータ量が足りていない | 一瞬ガクッと止まる |
| ストレージの読み込み遅延(HDD利用) | マップデータやテクスチャのロードが遅い | ロード画面が長い・場面転換で止まる |
| バックグラウンドアプリの負荷 | 裏でCPUやメモリが奪われている | 急に重くなる・動きが不安定になる |
上記の場合ラグは、通信ではなく「PCのスペック」が原因です。
- 画面が止まる / カクつく → PC側の問題(FPS低下)
- 操作が遅れる / ワープする → 回線側の問題(Ping / パケットロス)
Ping値が低いのに重いなら、FPS(フレームレート)が落ちている可能性が高いです。

Pingが低いのにラグい=通信ではなくPC側のパフォーマンス低下が原因。
【まとめ】ラグの原因は「通信環境」「PCスペック」「設定」の3つ
PCゲームのラグは、主に「通信環境・PCスペック・設定」の3つが原因です。
まず、通信環境に問題がある場合は、操作が遅れて画面に反映されたり、キャラクターが瞬間移動するように見えることがあります。Ping値が高い、Wi-Fi接続による不安定さ、古いルーターの使用、回線自体の混雑などが影響します。
次に、PCスペックが不足している場合は、画面の動きがカクついたり、FPSが安定しないといった症状が出ます。特に「CPU・GPU・メモリ」が足りない、あるいは「ストレージにHDDを使っている」と処理が追いつかず、動きが滑らかになりません。
また、設定が原因となるケースも多く、性能に対して 画質設定が高すぎる、影やエフェクトが重たいままになっている、あるいは裏でアプリが動き続けていることで、本来の性能が発揮できなくなっていることがあります。
まずは症状から判断しましょう。
- 操作が遅れる・ワープする → 通信環境を見直す
- 画面がカクつく / FPSが低い → PC性能の確認
- 重い・不安定 → ゲーム設定・常駐ソフトを調整
多くの場合、「有線接続に切り替える / LANケーブルを新しい規格に変える / 画質設定を調整する / 裏アプリを閉じる」といった小さな改善だけでもラグは大幅に軽減できます。
それでも改善しない場合は、「回線そのものの見直し」 や「推奨スペックを満たしたゲーミングPCへの買い替え」が効果的です。

ぜひ本記事を参考にラグを解消してみてくだい。




